I think so./I feel so.

漫画や映画など読んだもの・見たもの・聞いたもの・使ってみたものや普段の生活に関する感想文です。内容は一個人である私の思いつきに過ぎません。

2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『惡の華/押見修造』木下亜衣の不思議な立ち位置

亜衣ちゃんの何がわかるん⁉ 惡の華(6) (講談社コミックス)作者: 押見修造出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/06/08メディア: コミック購入: 3人 クリック: 28回この商品を含むブログ (28件) を見るいや、実際よくわかんないですよね、木下さん。最新48話で…

ビッグガンガン2013年vol.09『ハイスコアガール/押切蓮介』第30話の感想

ハルオと大野、ふたりで過ごせる時間はこれが最後なのか? うわあ〜、甘酢っぺえ!そんで切ねえ!うきゃきゃぁー!とジタバタしながら奇声をあげたくなる今回のハイスコアガール。ビッグガンガン2013年 Vol.09 9/22号出版社/メーカー: スクウェア・エニック…

コミックス『椿鬼/押切蓮介』全1巻と『ツバキ/押切蓮介』全3巻の感想

古い価値観を守る少女の寓話 『惡の華』に新旧の価値観のせめぎ合いを見るエントリを書いたので、今回は古い価値観側に立って描かれる押切蓮介『椿鬼』『ツバキ』について書きたいと思います。 『ツバキ』はマタギの少女である椿鬼を描いたシリーズもので、…

『惡の華/押見修造』で描かれる「町」の呪い

「町」を切り口に読む『惡の華』 『惡の華』では桐生*1という町*2が物語において重要な意味を持っています。中学生編では舞台となり、高校生編では町から放逐された春日くんが描かれるためストーリーにはほとんど出ませんでしたが、最新48話から再び桐生が舞…

コミックス『惡の華/押見修造』第9巻の感想

春日くんと常磐さんの心は解放されるのか? 8巻で描かれたのは他者から理解を得ることを諦めた常磐さんが抱える「カベ」、佐伯さんの登場によって更に勢いを増した春日くんの「どこにも逃げる場所のない閉塞感」。春日くんと常磐さん、引かれ合いつつも交わ…

別冊マガジン2013年9月号『惡の華/押見修造』第48話の感想

罪は赦されるのか?『惡の華』新章スタート 「この傷がたとえ治っても」 「傷跡は…なくならないから」 「どこかで必ず」 「向き合わなきゃいけなくなる」 「…だから」 「行くよ」