前に進むハルオ、躊躇する大野
前回50話では。。。大野vs.小春のタイマン勝負も決着の時を迎えた。恋路のためならAKUMAになるということで豪鬼を選んだ小春、いつものザンギエフで臨む大野。
1本目はザンギエフの得意な接近戦を避けるために斬空波動拳を連発。タイムアップとなるも斬空で削った分の差で小春が取った。
2本目、斬空を連発するも、必勝法とも言えるその手段を繰り出すことに「うしろめたさ」を感じはじめた小春が一瞬見せたスキを大野は見逃さなかった。ザンギエフの残り体力はゼロドットだったにも関わらず一方的に豪鬼を捻り潰してタイスコア。
3本目、斬空はもはや大野に通じない。ことごとくバニシングフラットで叩かれる。小春はこの対戦で自分の付け入るスキがないこと、それはこのザンギエフの強さが大野のハルオへの想いの強さであるなら、自分の付け入る「好き」がないことに気づき、心が折れ。。。
前回50話のおさらいはこちら↓
ビッグガンガン2017年vol.8『ハイスコアガール/押切蓮介』第51話のあらすじ
※ネタバレ注意
自分を巡って抜群に可愛い女子2人が血で血を洗う抗争を繰り広げているとはつゆ知らず、原チャリ免許取得の勉強に勤しむハルオ。交通標識がコマンド入力に見えてしまってなかなか交通ルールが頭に入らない。
授業の合間も宮尾に付き合ってもらいながら勉強するが、ゲームのこと以外にも興味があったのか?と土井にからかわれる。宮尾はハルオが大野のために自分を磨こうとして無意識にいい男になろうとしていると見抜き、それが「恋だ」と語るも、ハルオは今ひとつピンときていない。
宮尾やなみえママに事故を心配されながらも迎えた試験の結果は見事合格。
そもそも免許を取ろうとしたきっかけは真に勧められたからだった。
「(免許を取って)進化を遂げたハルオくんを見て晶がどんな顔するか見てみたくない?」
合格のご褒美に真のお古の原チャリをもらい、大野のもとへハルオは原チャリを走らせるが。。。
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大野vs.日高の決着はどうなったの?
前回は誰もプレイしていない筐体がラストシーンでしたが、大野vs.日高の決着がどうなったのか、今回は描かれませんでした。ただ、今回ハルオに見せた大野の寂しそうな表情が決着と何か関係しているのかもしれません。
断絶の予感
家の塀を隔ててふたりが立っているシーンはまるで世界がその塀で分断されているようでした。これから起きることを暗示するような、不穏なシーンです。またふたりの世界は断絶されてしまうのでしょうか。大野がアメリカに留学したときのように。ハルオが受験に失敗したときのように。