I think so./I feel so.

漫画や映画など読んだもの・見たもの・聞いたもの・使ってみたものや普段の生活に関する感想文です。内容は一個人である私の思いつきに過ぎません。

ビッグガンガン2018年vol.01『ハイスコアガール/押切蓮介』第55話の感想※ネタバレ注意

嵐の前の、幸福な一日

前回54話では。。。萌美先生が大野に、ロスにいる大野の両親が、2学期からこちらで生活するよう呼び寄せていることを告げる。決められた学校に行き、決められた場所に住み、決められた相手と結婚する、大野家の指南役としてその方針にこれまでは疑問を感じていなかったが、個人的な意見としては「なんとさびしい方針かと」と言う。そんな状況を姉にまで隠してハルオとの勝負を受けた大野は、ザンギエフに磨きをかけつつ、小春がいるはずの日高商店を訪問する。大会前日、品川駅でハルオと大野は落ち合い、ともに大阪へ向かう。
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ビッグガンガン2017年vol.11『ハイスコアガール/押切蓮介』第54話の感想※ネタバレ注意 - I think so./I feel so.

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ビッグガンガン2017年vol.11『ハイスコアガール/押切蓮介』第54話の感想※ネタバレ注意

最後の思い出になるのか?大阪夏の陣

前回53話では。。。 宮尾に大野に対する自分の気持ちを打ち明けたハルオ。ハルオの部屋に宮尾・土井・真・なみえママが集まり、ハルオをいじる。大野に気持ちを伝えるよう宮尾は促すが、何かを抱えて思い悩んでる風の大野に対し、ハルオは何もしてやれない自らのふがいなさを嘆くが、それよりもまず大野とゲームで決着を付けなくては浮かれた気持ちになれないと言う。そこにゲーメストを読みふけっていたポマード野郎こと土井が意外な提案をする。
「スパⅡX(スーパーストリートファイターⅡX)全国大会に大野さんと出て優勝して愛の告白」
因縁の地・大阪での最終決戦に向け、ハルオの調整が始まる
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ビッグガンガン2017年vol.10『ハイスコアガール/押切蓮介』第53話の感想※ネタバレ注意 - I think so./I feel so.

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ビッグガンガン2017年vol.10『ハイスコアガール/押切蓮介』第53話の感想※ネタバレ注意

遂に自白! 愛! 愛! 愛! 愛!

前回52話では。。。 原チャリの免許が取れたことを自慢しにいった際に見た、大野の悲しげな表情が気になって仕方のないハルオ。また疎遠にな理想な予感に苛まれる。これまでの大野との関係性について考えるうち、街のいたる所に大野との思い出が溢れていることに気づく。大野に対し、ライバルとしての闘志とは別の、何かが燃え上がっていた自分。その心に正直に向き合ったハルオは、親友・宮尾の元を訪れ、その気持ちを打ち明ける。
「ひとりの男として…俺は大野のことが好きなんだなって…」
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ビッグガンガン2017年vol.9『ハイスコアガール/押切蓮介』第52話の感想※ネタバレ注意 - I think so./I feel so.

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『荒ぶる季節の乙女どもよ。/原作・岡田麿里、漫画:絵本奈央』の感想※ネタバレ注意

荒波に揉まれて右往左往、性に荒ぶれ乙女ども!

今回紹介するのは別冊少年マガジンにて連載中の『荒ぶる季節の乙女どもよ。/原作・岡田麿里、漫画:絵本奈央』。単行本は2巻まで出ています。文芸部に所属する5人の少女が、心身の成長に従い、誰しもが否応なく向き合わされる問題「性」について、時に困惑し、時に荒ぶりながらも、あくまで生真面目に向き合う姿が可愛く面白い作品です。文芸部員である5人の少女の人となりを紹介しながら、作品の魅力についてお伝えしたい。

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『うちのクラスの女子がヤバい/衿沢世衣子』の感想※ネタバレ注意

「思春期性女子突発型多様可塑的無用念力」略して無用力をめぐる女子と男子のふわふわ学校生活

今回紹介するのは『うちのクラスの女子がヤバい/衿沢世衣子』全3巻。
無用力というのは思春期の女子にだけ発現する超能力で、些細で無害、何の役にも立たないが、超能力っちゃあ確かに超能力…そんな力をもった女子だけを集めたクラス・1年1組で起きる、どこにでもあるようなフツーの出来事が無用力によってフツーじゃなくなる様が描かれた物語です。
ストーリーは1話完結で、誰が主人公ということもなく話し毎に変わります。単行本収録の時系列もややバラバラですが、1年1組が1年1組でいる間の1年間が描かれます。

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ビッグガンガン2017年vol.9『ハイスコアガール/押切蓮介』第52話の感想※ネタバレ注意

ハルオ、ついに自分の気持ちを「確かみてみた」!

前回51話では。。。ハルオは大野に負けないよう、ひけを取らないようと自分磨きとして原チャリの免許取得に精を出す。宮尾には免許を取るということの「ココロ」を言い当てられ、土井には邪魔をされるが意に介さない。首尾よく合格して真っ先に向かったのは大野邸。ハルオが原チャリに乗る姿を見て大野は一瞬笑顔を見せるが、すぐにその表情は思い詰めたような、切ない表情に変わるのだった。
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ビッグガンガン2017年vol.8『ハイスコアガール/押切蓮介』第51話の感想※ネタバレ注意 - I think so./I feel so.

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ビッグガンガン2017年vol.8『ハイスコアガール/押切蓮介』第51話の感想※ネタバレ注意

前に進むハルオ、躊躇する大野

前回50話では。。。大野vs.小春のタイマン勝負も決着の時を迎えた。恋路のためならAKUMAになるということで豪鬼を選んだ小春、いつものザンギエフで臨む大野。
1本目はザンギエフの得意な接近戦を避けるために斬空波動拳を連発。タイムアップとなるも斬空で削った分の差で小春が取った。
2本目、斬空を連発するも、必勝法とも言えるその手段を繰り出すことに「うしろめたさ」を感じはじめた小春が一瞬見せたスキを大野は見逃さなかった。ザンギエフの残り体力はゼロドットだったにも関わらず一方的に豪鬼を捻り潰してタイスコア。
3本目、斬空はもはや大野に通じない。ことごとくバニシングフラットで叩かれる。小春はこの対戦で自分の付け入るスキがないこと、それはこのザンギエフの強さが大野のハルオへの想いの強さであるなら、自分の付け入る「好き」がないことに気づき、心が折れ。。。
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ビッグガンガン2017年vol.6『ハイスコアガール/押切蓮介』第50話の感想※ネタバレ注意 - I think so./I feel so.

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