I think so./I feel so.

漫画や映画など読んだもの・見たもの・聞いたもの・使ってみたものや普段の生活に関する感想文です。内容は一個人である私の思いつきに過ぎません。

別冊マガジン2014年7月号『スイートプールサイド/押見修造』感想

内容は無いよう、、、いや、マジで。

押見修造初の連載作品『スイートプールサイド』が10年の時を経て実写映画化され公開記念の読み切りが別冊マガジン2014年7月号に掲載されました。
映画公式サイト
鬼才 押見修造の個性的過ぎる作品

剃毛漫画『スイートプールサイド』とは?

コミックスが新装版として昨年発売されています。

スイートプールサイド (講談社コミックス)

スイートプールサイド (講談社コミックス)

今回の読み切りについてはこんなコメントを作者・押見が出しています。

映画にインスピレーションを得て番外編を執筆することを切望したという押見は「改めて読み返しても、色々と稚拙な部分ばかりが目についてしまいます。でも、同じことはもう絶対できないのです。今の技術で同じことをやろうとすると、ダメになってしまうから不思議です。とにかく一生懸命やって、結果何か味が出ればいいなあと思います」と意気込みをみせた。
出典=惡の華、4年半の連載に幕。スイートプールサイド新作も - コミックナタリー

映画関連情報ではこんなのも。
スイートプールサイドカフェ、剛毛パスタを運ぶスク水店員 - コミックナタリー
剛毛パスタwwバカバカしくていいなあ。
と、こんなところを予備知識として読んだ感想です。


夏のひとこま

今回の読み切りはストーリーも何もなく、ただただ毛剃りシーンが描かれるだけというシンプルな内容。本当にそれだけ。
毛剃りシーン描きたいぞ、という情熱だけ。夏の青空と同じように清々しい。
毛の混じった泡を入道雲に見たてて後藤を見送るシーン、モノクロだけど色付きに見えました。
一枚の絵画のようでした。

通り過ぎて久しい目で見る、編集済みの青春

そんな絵画のように見えるあのシーンは、読み手の私も描き手の押見も、あの頃の訳のわからん情熱やもやもやからもう遠く離れてしまって、原初の風景を思い起こさせつつも原初の風景ではないのだということを痛烈に感じます。
あの時見えた風景はあの時だけのもので、今それが見えたとしても、編集加工済みで補正されたものでしかない。
今まさにどうにもままならん情熱やもやもやを抱えてるリアルタイムの子達は、これを見てどう思うんだろう?
バタアシ金魚』を映画館で観た時、私はどう思ったんだっけな。。。


惡の華』11巻発売に寄せた押見のコメント

今回の別冊マガジンには『惡の華』11巻発売に対する押見のコメントも載っています。11巻の表紙は10巻と合わせて1セットであること、最終回の2色刷りは本誌だけの演出で単行本では収録されない(単行本では確かにモノクロでした)なと、こちらは大変興味深い内容でした。
単行本版では仲村さんの世界の変わりようがわかりにくいかもしれません。

惡の華(11)<完> (講談社コミックス)

惡の華(11)<完> (講談社コミックス)


押見修造作品、こちらも発売!

『ぼくは麻理のなか』第3巻!色々とお腹痛くなりそうな展開です。