I think so./I feel so.

漫画や映画など読んだもの・見たもの・聞いたもの・使ってみたものや普段の生活に関する感想文です。内容は一個人である私の思いつきに過ぎません。

レビュー

別冊マガジン2014年7月号『スイートプールサイド/押見修造』感想

内容は無いよう、、、いや、マジで。 押見修造初の連載作品『スイートプールサイド』が10年の時を経て実写映画化され公開記念の読み切りが別冊マガジン2014年7月号に掲載されました。 映画公式サイト 鬼才 押見修造の個性的過ぎる作品

ビッグガンガン2014年vol.06『ハイスコアガール/押切蓮介』第39話の感想

ついに気づいた自分の気持ち!アオウショーで逢おう! 真の尽力(?)で会えないながらも心の距離を埋めていくハルオと大野。 ハルオの作り上げた大野家クエストが大野の気持ちを和ませる。 しかし萌美先生が制定した大野家諸法度ではゲームは禁制品。。。あ…

別冊マガジン2014年6月号『惡の華/押見修造』第57話の感想

最終回に描かれたのは 『惡の華』もついに今回が最終回。夢の中で未来を見た春日くんは、突き動かされるように白紙のノートに向かった前回から、今回は描かれたのは。。。 前回のおさらいはこちら。別冊 少年マガジン 2014年 05月号 [雑誌]出版社/メーカー: …

ビッグガンガン2014年vol.05『ハイスコアガール/押切蓮介』第38話の感想

コトが起きなければ変わらない 妹思いの姉・真の尽力(?)で、ハルオと大野は直接は会えないまでも、徐々につながりを深めていく。しかしあちらを立てればこちらが立たずで、不器用で一途すぎるハルオに対し、かまってもらえないことで「爆弾」を燻らせてい…

別冊マガジン2014年5月号『惡の華/押見修造』第56話の感想

夢の衝動ふたたび 前回、砂浜での3WAY戦から時は流れて大学生になった春日くん。ボードレールの授業を受けたりバイトに精を出したり。常磐さんと変わらず付き合っていたり。そんな春日くんの部屋に、何も書き込まれていないノートがあって。。。 前回のおさ…

ビッグガンガン2014年vol.04『ハイスコアガール/押切蓮介』第37話の感想

爆弾だらけの女心 妹・晶のためにひと肌脱ぎたい姉・真。ハルオはその姉に振り回され始める。 しかしハルオに構いたい女は真だけではないのであった。。。 前号のおさらいはこちら月刊 ビッグガンガン 2014年 vol.3 2014年 3/26号 [雑誌]出版社/メーカー: ス…

別冊マガジン2014年4月号『惡の華/押見修造』第55話の感想

時は動き出す 銚子の砂浜での暴力的なじゃれあいを経て、春日くんと仲村さんは夏祭りの日にバラバラになったお互いの心を理解し、常磐さんは二人の関係の中に溶け込む。ありがとう、という感謝の言葉の後… 前号のおさらいはこちら別冊 少年マガジン 2014年 0…

『惡の華/押見修造』仲村さんはなぜ春日くんを突き飛ばしたのか?

『惡の華』最大の謎…仲村さんはなぜ春日くんを突き飛ばしたのか? この理由が知りたくて春日くんは常磐さんと答え合わせの旅に出て仲村さんと対峙し砂浜でまさかのじゃれあいが行われたというのが、2日後に最新話掲載の別冊マガジン発売を控えた2014年3月7日…

コミックス『志乃ちゃんは自分の名前が言えない/押見修造』の感想※ネタバレ注意

押見修造、現時点での最高傑作! 完結している押見修造作品としては、私はこの『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』が最高傑作だと思います。 誰もが否応無く自分と向き合わされる思春期、ありのままの自分を受け入れるというのはどういうことなのか。すっ…

別冊マガジン2014年3月号『惡の華/押見修造』第54話の感想

答えのない答え合わせ 銚子の海岸で、長年の心の澱である「あの夏、あの櫓の上で、なぜ自分は突き落とされたのか?」を直接問いただす春日くん。 仲村さんの答えは?別冊 少年マガジン 2014年 03月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/02/08メディ…

コミックス『惡の華/押見修造』第10巻の感想

「変態」の帰還と答え合わせの旅 あの夏の仲村さんへの拘泥と、あの夏に抱え込んだ罪の意識に、それぞれ見切りをつけて、常磐さんと生きることを決めた春日くん。しかしその過去をさもなかったように振る舞うことはできない。そんな中、おじいちゃんが危篤と…

ビッグガンガン2014年vol.02『ハイスコアガール/押切蓮介』第35話の感想

決着!勝ったのはどっちだ!? 真サムスピでは小春が、KFO95ではハルオが勝ち、1対1で迎えた最終戦はヴァンパイアハンター。 小春はフォボス、ハルオはビシャモン、それぞれフェイバリットキャラで臨む。 小春フォボスの即死コンフュが想いを貫くか、ハルオビ…

別冊マガジン2014年2月号『惡の華/押見修造』第53話の感想

あの日の夕焼け、今日の夕焼け 本誌表紙は久しぶりに『惡の華』。かつての仲村さん、今の仲村さんが背中合わせ。 前回52話では、銚子の外川まで常磐さんと一緒に仲村さんを捜しに来た春日くん。食堂で3年ぶりの再会を果たしましたが。。。別冊 少年マガジン …

ビッグガンガン2014年vol.01『ハイスコアガール/押切蓮介』第34話の感想

真剣勝負、開始! 8月下旬、ゲーセンの掲示板に貼り付けられた挑戦状。サムライスピリッツ、KOF95、ヴァンパイアハンターの順で、それぞれ2本先取でゲームごとの勝敗を争い、2つ取れば勝ち。小春の恋心を賭けた真剣勝負が始まる。ビッグガンガン2014年 Vol.0…

別冊マガジン2014年1月号『惡の華/押見修造』第52話の感想

銚子電鉄!食堂!黒髪! 橋の上でキスをして、ふたりで生きていくために仲村さんに会いに行くことを決めた春日くんと常磐さん。木下メモを頼りに仲村さんを捜しに出ます。別冊 少年マガジン 2014年 01月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/12/09…

ビッグガンガン2013年vol.12『ハイスコアガール/押切蓮介』第33話の感想

いよいよ対決の時! 通称「夜ゲー」での特訓を開始し、自分の道は自分で切り開く、欲しいものは奪い取るという気持ちを改めて強く誓う小春。対してハルオはあの「別れ」以降、一体どうしてるのか…?ビッグガンガン2013年 Vol.12 12/24号出版社/メーカー: ス…

別冊マガジン2013年12月号『惡の華/押見修造』第51話の感想

春日くん、過去を告白する 常磐さんの部屋に招かれ、出来上がった小説を読んでくださいと差し出されるも今の僕はそれを読めないと断った春日くん。常磐さんに言わなきゃいけないことがある、というところで終わった前回。さて今回は?別冊 少年マガジン 2013…

別冊マガジン2013年11月号『惡の華/押見修造』第50話の感想

仲村さんと常磐さんの間で 木下さんに「仲村がいまいるところ、聞きたい?」と問われた春日くん。春日くんの答えは?別冊 少年マガジン 2013年 11月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/10/09メディア: 雑誌この商品を含むブログを見る

ビッグガンガン2013年vol.09『ハイスコアガール/押切蓮介』第30話の感想

ハルオと大野、ふたりで過ごせる時間はこれが最後なのか? うわあ〜、甘酢っぺえ!そんで切ねえ!うきゃきゃぁー!とジタバタしながら奇声をあげたくなる今回のハイスコアガール。ビッグガンガン2013年 Vol.09 9/22号出版社/メーカー: スクウェア・エニック…

コミックス『椿鬼/押切蓮介』全1巻と『ツバキ/押切蓮介』全3巻の感想

古い価値観を守る少女の寓話 『惡の華』に新旧の価値観のせめぎ合いを見るエントリを書いたので、今回は古い価値観側に立って描かれる押切蓮介『椿鬼』『ツバキ』について書きたいと思います。 『ツバキ』はマタギの少女である椿鬼を描いたシリーズもので、…

『惡の華/押見修造』で描かれる「町」の呪い

「町」を切り口に読む『惡の華』 『惡の華』では桐生*1という町*2が物語において重要な意味を持っています。中学生編では舞台となり、高校生編では町から放逐された春日くんが描かれるためストーリーにはほとんど出ませんでしたが、最新48話から再び桐生が舞…

コミックス『惡の華/押見修造』第9巻の感想

春日くんと常磐さんの心は解放されるのか? 8巻で描かれたのは他者から理解を得ることを諦めた常磐さんが抱える「カベ」、佐伯さんの登場によって更に勢いを増した春日くんの「どこにも逃げる場所のない閉塞感」。春日くんと常磐さん、引かれ合いつつも交わ…

別冊マガジン2013年9月号『惡の華/押見修造』第48話の感想

罪は赦されるのか?『惡の華』新章スタート 「この傷がたとえ治っても」 「傷跡は…なくならないから」 「どこかで必ず」 「向き合わなきゃいけなくなる」 「…だから」 「行くよ」

『惡の華/押見修造』における「手」の描かれ方について

特徴ある『惡の華』「手」の描かれ方 今回のエントリは当ブログのコミックス『惡の華/押見修造』春日くん家のテレビはなぜお笑い番組を写さなくなったのか? - I think so./I feel so.〜takashi_itoの読書感想文〜に頂戴したgtさんからのコメントからヒン…

『惡の華/押見修造』いつ頃の話なのか?

『惡の華』の時代設定はいつ頃なのか? 前のエントリ(コミックス『惡の華/押見修造』春日くん家のテレビはなぜお笑い番組を写さなくなったのか? - I think so./I feel so.〜takashi_itoの読書感想文〜)を書くためにまた『惡の華』を読み直して、佐伯さ…

コミックス『惡の華/押見修造』春日くん家のテレビはなぜお笑い番組を写さなくなったのか?

『惡の華』春日くん家のテレビの謎 春日くん家のテレビといえば、いつもいつもお笑い番組ばかり写ってた気がします。それが別冊マガジン8月号掲載第47話ではお笑い番組を写さず、団欒の春日家が写り込んでいました。 別冊マガジン8月号第47話についてはこち…

コミックス『ハイスコアガール/押切蓮介』第4巻の感想

高校生活スタート!そして急展開! 馬鹿は馬鹿なりに足掻いたものの、大野と同じ上蘭高校には合格できなかったハルオ。傷心の高校生活が始まりました。ハイスコアガール(4) (ビッグガンガンコミックススーパー)作者: 押切蓮介出版社/メーカー: スクウェア・…

コミックス『ハイスコアガール/押切蓮介』第3巻の感想

ハルオ、何かに目覚める⁉ 帰ってきた大野に対戦を拒否されて傷心のハルオ。大野や小春や宮尾の恋心をスクリューパイルのように巻き込みつつ、中3が迎える人生の岐路「受験」に向かって突き進む『ハイスコアガール』3巻、私なりの感想です。ハイスコアガール(…

コミックス『ハイスコアガール/押切蓮介』第2巻の感想

中学生ステージ、日高小春登場 1991年・小学6年生の夏から時は流れて1993年中学2年の冬。相変わらずのゲーム脳・ハルオの前にひとりの少女・日高小春が現れる『ハイスコアガール/押切蓮介』第2巻。2Dゲームからポリゴンへと切り替わり始めるこの時期、ハル…

コミックス『ハイスコアガール/押切蓮介』第1巻の感想

ゲームプレイが物語を紡ぐ『ハイスコアガール』の魅力 私、いわゆる団塊ジュニア世代なんですが、御多分に洩れずファミコンをはじめとするテレビゲームに狂ってました。小学生頃から大学卒業まで、随分長くゲームが自分の中で最も楽しいエンターテイメントと…